CASE 06
美術品のようなお菓子をつくりだす
菓子工房「IROTUYA」の商品開発とブランディング
菓子工房「IROTUYA」は2022年5月9日、障害者施設「やまなみ工房」の施設内に誕生したパティスリーです。つくり手の丁寧な仕事が生むお菓子は、そのままでも十分おいしい。けれどそこにアートの要素が加わることで、より多くの人を感動させる“作品”となれば。そう考えて、ブランドを代表する「黒角」「黒丸」2種のクッキーを開発。お店のロゴから店舗デザインまでのブランディングを統括しました。
- GRAPHIC
- LOGO
- NAMING
- PACKAGE
- PLANNING
- SPACE DESIGN
- Client : ATELIER YAMANAMI
- Creative Director : KASATANI YOSHIAKI (RISSI)
- Art Director : SUWA MUTSUMI (RISSI)
- Art Director : MATSUNAGA MIYUKI (RISSI)
- Producer : OTSUBO YUKI (RISSI)
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01 STORY
施設の人々に育てられた花で
季節の移ろいを描きだす「黒丸」店名の「IROTUYA」は、やまなみが運営する就労支援事業所「ゆとりあ」のアナグラムです。ハーブ味のクッキー「黒丸」を彩るエディブルフラワーは、この施設に通う人々の手で育てられたもの。季節の移ろいとともに変わっていく花の色が、お客さまはもちろん、施設にいる人々の心もなごませるように、という想いが、色とりどりの商品にこめられています。
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02 STORY
つくり手の心のゆらぎを
かけがえのない瞬間としてとどめる「黒角」ひとつずつ職人たちの手でアイシングされる「黒角」のマーブル模様もまた、つくり手の心の動きを映し出す、その瞬間にしか生まれないものです。そうした無二の美しさや物語性が人々の心に響き、ショップのオープン記念や結婚式の引き出物といった特別なシーンでの注文が次々と。RISSIによるパッケージデザインも好評で、2023年度の『トップアワードアジア』に選ばれました。
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03 STORY
店舗の外観や内装デザインまで
トータルにディレクション「黒角」「黒丸」のクッキーやパッケージと呼応するような店舗デザインも、RISSIがディレクションをしています。金色の細い真鍮をあしらった白い建物の中に入ると、そこに広がるのは黒やダークブラウンを基調とした落ち着いた空間。訪れる方々が、まるで小さな美術館に来た気分になれることをイメージしたお店、ぜひ近隣にお越しの際にはお立ち寄りください。