CASE 03
廃校を地元の人で賑わう場に
新しい場づくりプロジェクト「いくのパーク」
2023年の春、廃校を活用した複合施設「いくのコーライブズパーク」、通称「いくのパーク」が開業。ここは単なる商業のための施設ではなく、大阪市生野区というエリアの未来に向けたまちづくりの拠点です。そんな新しい場となるべく、近隣の人々に「楽しそう」「行ってみたい」と思わせるロゴデザイン、エントランス装飾、シンボルモニュメントの企画・制作をおこないました。
- GRAPHIC
- LOGO
- NAMING
- PLANNING
- SPACE DESIGN
- Client : RETOWN Co., Ltd.
- Creative Director : KASATANI YOSHIAKI (RISSI)
- Art Director : SUWA MUTSUMI (RISSI)
- Art Director : MATSUNAGA MIYUKI (RISSI)
- Producer : OTSUBO YUKI (RISSI)
-
01 INTRODUCE
多様なバックグラウンドをもつ
人々の心をつなぐデザインとは2021年3月、約100年の歴史に幕を閉じた御幸森小学校。すぐ隣に大阪コリアタウン(御幸通商店街)が広がるこのエリアは、5人に1人が外国籍を持ち、外国籍住民比率は日本一。その多様性を豊かさとして、誰もが暮らしやすい「全国NO.1のグローバルタウン」をめざす株式会社RETOWNさまから、廃校を魅力あふれる場へと生まれ変わらせるためのクリエイティブを依頼されました。
-
02 CONCEPT
どんな人にもストレートに伝わる
力強さ、明るさ、親しみやすさをクライアントがめざすのは、食べたり、飲んだり、学んだり、のんびり過ごしたり、だれもが気軽に楽しめて、通いたくなる公園のような場所。そこから、ひとりひとりが新しいつながりや活力を得てもらえるよう、力強く親しみやすいロゴ、オレンジのキーカラー、“みんなのおうち”を思わせるエントランス装飾を開発しました。
-
03 SOLUTION
ノスタルジーと新しさで
すべての人に愛着ある場へ施設のシンボルとなるモニュメントとして、施設が小学校だったときの思い出の品々をディスプレイした「キヲクの塔」を株式会社ひとり工務店と黒田武志氏の協力で制作。懐かしさと新しい期待が入り混じった「いくのパーク」は、飲食店や保育園、レンタルスペースなどのテナントも好調。定期的に開催される「万国夜市」も盛況で、地元の人々にも地域外からも愛される場として、新たな歴史を刻みはじめています。